熱海2
熱海旅行の続き話。
二日目は熱海の街散策でブラタモリ風に。
最初は最近パワースポットとして有名になった来宮神社へ。
朝から参拝客がたくさん。社務所や看板はとても整備されており、あちこちにスマホを置いて写真が撮れる台も。インスタ風の額も貸し出されていてSNSを意識した今風な神社でした。
本殿の裏に樹齢2000年の大楠が。ものすごくパワーを感じました。木の回りを一周すると願いが叶うとのことでした。
次に徒歩で丹那トンネル殉職碑へ。昭和初期のトンネル工事時に崩落事故があり、67名もの死者と多数の怪我人をだしたとのことで、慰霊の碑と神社がありました。当時はこうした犠牲を出しながらも道路や鉄道の整備をしたのだなということで手を合わせてきました。
次は熱海市街に戻り旧日向邸へ。友人が予約してくれました。
東山と呼ばれる駅から近く景色のよい一等地に建てられた貿易商ための別荘で、第一期の木造2階建て、第二期のコンクリートによる基礎の上の人工庭園、そして第三期基礎の空洞を利用した地下室離れで構成されているそうです。
現在は地下室のみ公開されていますが、これはドイツの建築家ブルーノ・ダウトによる日本に現存する唯一の作品だそう。
それぞれ違う雰囲気になっている三部屋からは熱海の海が一望できます。素材も竹や桐、シルクなど使った興味深い作りになっていて、古臭さを微塵も感じさせない様に感銘を受けました。
今年中に修復工事で一時閉館になるようです。現在の姿を見たければ早めに予約し足を運ばなくてはいけないですね。
その後は車で函南町の酪農王国オラッチェで動物と戯れ、十国峠で駿河湾と富士山を堪能し、帰宅しました。
歩きでアップダウンの激しい熱海を散策して足は疲れましたが充実した旅行になりました。